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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

「朝ドラ」~就職あるある②

 「朝ドラ」は回を重ねて、主人公は卒業して就職しました。学校の2年間はそれほど詳細には語られませんでしたが、解剖実験や大量給食の授業らしきものはありました。就職先は結局、スポーツ選手の居る会社の社員食堂ですが、スポーツ栄養士の卵としては近くて遠い状況です。卒業する時に先生が、「資格はあるだけで、経験がないから、これからは試練だと思って頑張りなさい」と、その当時は2年間栄養士として実務があれば、管理栄養士の受験資格ができますので、私も「2年間、石にかじりついて、実務を付けてください」と送り出しました。しかし、4月から社会に出て、五月病という試練が、試用期間中にやってきます。卒業して数か月で、学校への相談が出始めます。試用期間が過ぎれば大丈夫ですが、今ではこの実務期間が3年から更に4年に延長されましたので、専門学校を出て4年の実務は辛い反面、大学では4年間で即管理栄養士受験ができるので、管理栄養士養成大学が増え、多くの専門学校、短大は合併、閉校になりつつあります。実務期間は休日以外、転職による隙間の無就職期間は認められず、きちんと厚生労働省がチェックします。

 一方、スポーツに関しては、2024年はオリンピックがあり、金メダルを取った北口榛花選手にスポーツ大賞や、タ〇タ健康大賞などが送られました。即ち、彼女の北口チームに入っている管理栄養士は、彼女に帯同して動いており、毎日の食事の面倒を見ていますが、会社から派遣されてはいなくて、彼女個人からの依頼だと思われます。スポーツ栄養に関わりたいという人は年々多くなっていますが、食に関係する大企業が、色々なスポーツ選手への指導や栄養教育に力を入れて、沢山の管理栄養士を抱えて、派遣する方法も取っている様です。昔、パリーグの西武が管理野球として、家族まで呼んで、監督は食事指導をしたと言われています。確か、その後、西武は日本一になったかと。食事指導は薬の様に即効性はありませんが、生活習慣の一部ですから、大いに学ぶことが多いのです。プロのスポーツ界やアマの世界からも、食事の管理を管理栄養士に手伝ってもらっているとか、情報を出して宣伝して欲しいです。日本のスポーツを強くするためには、科学的な選手の管理と、運動に関するエビデンスと共に、食事を管理すれば、どんな食事にも対応できる日本ですから、きっともっと強くなると考えられます。朝ドラも今後、就職先との人間関係や仕事の軋轢などが展開すると、思われますが、就職あるあるで、面白くなると思います。


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