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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

タウリン摂取について

 2024年7月に報告された国立長寿医療研究センターの疫学研究では、タウリン摂取期間2002~2024年と、2010~2012年の群比較を40歳以上の愛知県在住の男女2204人、2145人について、食事調査と老化について調査しました。

 タウリンとはご存知のように含硫アミノ酸の一種で、魚介類に多く、タコやイカやサンマや貝類などに多く含まれるというだけで、食品成分表には発表されていませんので、摂取食品の含量を個々に測定しなければタウリン摂取量がどのくらいか、わからないと思われます。栄養補助飲料に添加されており、効能はコレステロールを減らし高血圧予防効果がうたわれています。

以前の報告にもありましたように、今の日本人の魚介類摂取が減少しており、それに伴い、この報告でも先の2002年から8年後にはタウリン摂取量は約2割減少していることがわかりました。食事からのタウリン摂取の7割以上が魚介類から摂取できていましたが、8年後ではタウリン含量の少ない肉類からの摂取が増加していました。

しかし、1日300mg摂取している中高年者は、1日100mg程度しか摂取できていない人に比べて、脚の膝伸展筋力の維持ができていることがわかりました。

高齢化社会にとって、生涯を通じて、脚の筋力を維持することは健康で豊かな生活を送るためには重要な要素です。足が動くことが第一だと思うことがありました。今夏、突然にひざ痛が出て、歩行に痛みがでるようになりました。どうしようもなく、痛み止めを飲みましたが、かすかな痛みの軽減はあるものの、医者でのレントゲンは、異常はなく薬も何も出ませんでした。医者には運動は控えるようにと言われましたが、何とかストレッチを続けて、改善できましたが、この報告を見て、反省しました。魚介類の摂取頻度は減っていますね。直ぐには結果は出ないものの、また、タウリンの含有量はわかってないですが、魚介類の摂取を増やさないといけないと思いました。また、タウリンは水溶性で一度に多くとっても余った分は排出されるので、毎日コンスタントに摂取する事が必要です。その他、膝の筋肉に良い成分が発表されており、Ⅱ型コラーゲン、グルコサミン、プロテオグルカン等のサプリ、それにヒアルロン酸注射が整形外科では勧められますが、魚介類のタウリンも頭に入れて、また、膝周りの筋肉強化のためにストレッチや軽い運動を心がけようと思いました。


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