top of page
  • 執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

最近の雑感

 毎日色々なニュースが飛び交いますが、ふと思うことを書いてみました。日本の食糧事情について、食糧難が来ると言われて久しいですが、潤沢とは言えない状況に違いはないかと考えます。気候の変動により、一次産業に携わっておられる方は大変かと思われます。円安で海外から入ってくる酪農の飼料も高騰して、また、その他の輸入食材品も高騰し、焼き肉屋の倒産などが相次いでいます。国内で賄われればよいですが、日本の食糧の自給率は37%程度で、100%の食糧は本当に少なくなっています。自分の分だけなら、命尽きるまで何とか確保できそうですが、大量に毎日使用する給食現場では、本当に価格の高騰には悩まされています。学校給食では最近、配食量が少ないのではと懸念されています。成長期の児童達に必要な栄養素量は国が決めた基準があるのですが、満たしていない日が多くなってきています。毎日不足すると、エネルギー不足が起こり、運動するためのエネルギーが足らないので、特に運動選手に支障が生じています。学校給食では油を使った炒め物が多く、エネルギーアップをしていますが、それだけでは他の栄養素が補えていません。

 今年はオリンピックの年ですが、すべての選手に充分な栄養素が満たされているのでしょうか?目標は高炭水化物、高蛋白質、低脂質、高ビタミン・ミネラル食が理想とされています。スポーツの種類により、体重を増やさなければならないパワー系と、体重管理が必様な持久系の種目がありますので、何でも食べてよいとは限りませんが、特に夏場の消耗の激しい時期には、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの不足に陥らないようにしなくてはなりません。最近のアスリートに関しての報告によると、治療上の食事は勿論、食物アレルギーや食物不耐症の増加が言われています。その食材はピーナツ・木の実、魚介類、小麦、グルテン、乳糖から添加物まで多岐にわたっています。特に最近ではグルテンフリーの食事を希望するアスリートが増加している様です。

最近のマスターズアスリートの報告では加齢の変化により推奨されている栄養素の中で特に炭水化物の摂取量が男性パワー系で充足率が6%と低く、たんぱく質では男性持久系が20%と低く、脂質は殆どのアスリートが満たしてはいますが、n3系脂肪酸の推奨量を満たしているのが全体的に26%と低く、カルシウムやカリウムのミネラル、食物繊維量も少なかったということです。このマスターズの報告を受け、若い世代のオリンピック選手はマスターズより、また、我々の一般人より、食糧の確保が十分にされ、栄養素の過不足なく摂取できる環境で試合に臨んで欲しいと感じています。


閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


Commenting has been turned off.
ブログバナー.png

マルフクニュース

bottom of page