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執筆者の写真マルフクメディカルフーズ

果物も適量に

 一日に果物はどれくらい食べていますか?少し古い調査結果ですが、令和元年では果物の摂取量は全体で約100g/日程度で、目標量の200g/日に達しておらず、特に20-40歳代で不足しています。女性全体で平均111g/日、男性が88g/日と少ない結果です。

 春夏秋冬、果物の種類は増えていますが、一日200gとはどの位の量でしょうか?みかんなら2個、リンゴなら1個、ブドウなら1房、バナナなら2房、キーウイフルーツなら2個、いちごなら6-10個位になります。毎日これだけは食べていないと思われる方も多いと思いますが、果物からはビタミンC、カリウム、食物繊維、水分が補えますが、採りすぎると果糖の採りすぎになります。果物は食べていないがジュースを飲んでいるという人もいますが、糖分が多く、加工の際に食物繊維やビタミンが減っていますので、果汁100%のジュースでも表示をよく見て、なるべくなら、生果実がベストになります。

 しかし、こんなニュースがありました。冬場、こたつに入り、みかんを一回に10個は食べるという習慣のある若い女性の肝臓を調べた結果、肝臓に脂肪が溜まっていることが判明しました。いわゆる脂肪肝です。脂肪肝は血液検査で肝臓の数値に異常をきたす脂肪肝と、画像検査で認められることがあります。脂肪肝はアルコール性、非アルコール性(NAFLD)に分けられ、NAFLDは更にNAFL(非アルコール性脂肪肝・脂肪肝のまま進行しない状態)とNASH(非アルコール性脂肪肝・肝炎に進行した状態)に分けられます。脂肪肝が悪化すると肝硬変や肝がんに移行する時もあり、肝臓数値に注意しましょう。いずれにせよ、果糖の採りすぎで症状もなく、脂肪肝が進んでいることは脅威です。果物一つでも採りすぎにならないように、適量を守りましょう。


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