背の青い魚が体に良いのか?その1
背の青い魚は、認知症や諸病には良い食材と言われ、今や、それらの成分だけのサプリメントも発売されています。背の青い魚に含まれている脂肪の中で、特に体に良い脂肪酸であるEPAやDHAに注目が集まっています。
一般的に脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に区別されます。前者は肉類に多い常温で溶けない脂です。例えばラードやヘッドで、すき焼き肉を買ったらおまけにつけてくれるのがヘッドで、すき焼きの前に鍋に塗り付けると美味しい脂です。加温すると溶けますので大体美味しい巷の肉屋さんのコロッケを揚げる油にはラードやヘッドが溶かされています。一方、常温で液体の脂が不飽和脂肪酸でほとんどが植物から絞られています。その中でも、含まれる脂肪酸の内容から長鎖脂肪酸は、長いC(炭素)の鎖が長く連なっているのが不飽和脂肪酸です。この脂肪酸はその組成の中で二重結合が何個かあり、その数で一価不飽和脂肪酸、二個以上を多価不飽和脂肪酸と言われています。一価不飽和脂肪酸のオレイン酸はオリーブ油に多く含まれ、LDLコレステロールを低下すると言われています。しかし、この二重結合があると酸化しやすく、加熱すると酸化物質を作りやすいので、生でサラダなどのドレッシングが良い摂取方法だと言われています。
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